
祖母の姿
2015/10/7
皆様こんにちは。本日は私、小野におつき合い下さいませ。 私の父方の祖母はいつも朝夕にお経をあげるのを欠かしませんでした。私が幼い頃亡くなったので定かではありませんが、必ず蓮如上人の『白骨の章』を拝読していたのは覚えています。 何を言っているのか分からなかったのが、小学生になって少しだけ聞きとれる様になり、『白骨』という言葉に恐ろしさを感じつつ、一心に唱える祖母の姿に尊さを感じ、少し後ろでおりこうさんのふりをして聞いていました。 祖母は無口で残念ながら今は声も覚えていませんが、お経の節まわしはなんとなく覚えているのが不思議です。 あれをしなさい、これが正しいと言われた事はありませんが、ただその姿で色々な事を教えてくれたのだと思います。 おかげ様でこの職に就き、お経にふれる機会も増えました。 今秋は祖母の面影を偲んでお経本、声に出して拝読したいと思います。 |
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