
春眠暁を覚えず
2015/5/8
おはようございます。林田です。 5月に入り、季節はもう初夏になりました。ぽかぽか陽気の日が続きますね。 先月、お寺様での仕事を終え、帰っている途中、ベンチで気持ちよさそうに眠っている猫を見かけました。 思わず、「春眠暁を覚えず」と思ったのですが、実はこの言葉、春の気持ちのいい昼寝のことを言っているのではないそうです。 この詩の全文は「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の音 花落つること知る多少」 中国の詩人、孟浩然(もうこうねん)によって詠われたこの詩は、 「春の夜は寝心地がいいので、夜が明けたのも知らないうちに鳥のさえずりが聞こえてくる。」と訳されます。 なるほど、つまり「春眠暁を覚えず」とは昼寝ではなく夜の睡眠についてを詠った詩なんですね。 そうはいっても、眠いものは、眠いもの。 この猫ちゃんは一体どんな夢をみているのかなー?と思ったある春の日の出来事でした。
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