
「獅子と牡丹」
2015/1/13
おはようございます。林田です。 先月、お寺様の本堂内へ須弥壇や宮殿、欄間、巻障子などの搬入・設置のお手伝いへ行ってきました。 そこで「獅子と牡丹」の彫られた欄間を取り付けたのですが、あまりの雄大、華麗さに思わず目を奪われました。そして、なぜ獅子と牡丹が彫られているのかに興味がわき、その関係を調べてみました。 「向かうところ敵無の百獣の王にも一つだけ弱点があり、それは体毛の中に発生する虫(獅子身中の虫)です。これが増殖し、獅子の体の皮を食い破り、肉に食らいつきます。それを防ぐ良い手立てが牡丹の花から滴り落ちる夜露です。この夜露に虫があたると死んでしまいます。その為、獅子は牡丹の花の下で一夜を明かします。」 獅子と牡丹の関係は、獅子にとって牡丹の花の下がまさに安住の地となるそうです。 また、百獣の王である獅子と、百花の王と呼ばれる牡丹は、取り合わせの良いものの例えにもされています。 まだまだ勉強不足な為、一つ一つ調べていき、そしてそれを自分のもの(知識)にしていきたいです。 皆様、今年一年もどうぞよろしくお願いいたします。 |
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