
梅雨の乾燥
2013/6/3
皆様、こんにちは。6月になり、梅雨も本番になりました。蒸し暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?梅雨は、春から夏になる季節の変わり目におこりますが、冷たい高気圧と温かい高気圧がぶつかり、その水分が冷やされて雨雲になり雨を降らすそうです。例えると、冷たい水をコップに入れると水滴がコップにつきますが、その水滴が雲になるという考えが近いということです。じめじめして過ごしにくく、洗濯物も乾きにくい時期ですが、逆に乾きやすいものもあります。それは、お位牌や仏壇などに使う漆です。一般的に乾くという概念は、水分が空気中に蒸発することですが、漆は逆で、空気中の水分を取り込んで乾きます。漆が乾くというのは、成分の酵素が、水分の中の酵素を取り込んで反応し、液体から固体になっていくことだそうです。漆を乾燥させるには、温度が25度〜30度、湿度が70%程度が良いとされ、梅雨時期が最も乾燥が早くなります。 今年は例年より10日ほど早く梅雨入りしましたが、その分夏が来るのも早くなるかもしれませんね。本日の担当は平野でした。 |
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