
未来にも残しておきたいもの。
2013/4/11
本日は、香木について書かせていただきます。入社して間もない頃、私は、沈香と伽羅を別の木だと思っておりましたが、興味があり図書館などで調べてみますと、同じものだという事がわかり、すごく驚いた事を覚えています。熱帯雨林の中に自生しているジンチョウゲ科アクィラリア属の木が、さまざまな外からの刺激によってダメージを受けると、木自身が樹脂を出して治癒しようとします。その樹脂の部分が、長い時間をかけて枯れて沈着したものを沈香と呼びます。さらに80年以上の年月がたつと伽羅になるそうです。伽羅は、ベトナムでしか採れないそうです。この木がどの位、貴重で数が少ないかというと、1ヘクタールに1本か2本しかないそうです。しかも沈香の部分があるかどうかわからないそうです。 香木をとりまく環境は年々厳しくなり、お線香も悲しい事に値上がりの一途を辿っています。良いお線香をお客様にご購入いただけると嬉しい反面、沈香や伽羅がどのくらい希少で貴重なものかを、売り手としてしっかりお伝えしなければ、と思います。未来にも残しておきたい、地球の限りある財産だから、大切にしたいです。 本日の更新担当は、中村でした。 |
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