
無患子(ムクロジ)の実
2013/2/13
遠い昔、インドの王様が、治安が悪く疫病が流行して国が荒れている事をお釈迦様に相談されたそうです。すると無患子の実を百八個通して環を作り、これを肌身離さず持ち念仏を唱え一つづつ繰って二十万回繰りかえすと人々の心も安らかになり国家も安泰になり、さらに百万回繰りかえすと人間のもつ百八の煩悩も断ち切る事が出来ると諭され一つの珠数を授けられたそうです。王様は無患子の実で千連の珠数を作り人々に分け与え、国家は安定し救われたそうです。 無患子は、ムクロジ科の落葉高木です。羽子板の羽のおもりとして使われたりまた煎って食べる事も出来るそうです。ムクロジの実の黄色い皮を剥くと固いものが出てきます。サボニンという界面活性剤が含まれ水につけると泡立って石鹸としても使えるそうです。 子供が患わ無いと書いてムクロジ。昔から縁起の良い実としても色々と使用されていたそうです。 何だか魅力のある実で、面白いですね。 当店でも無患子の実の御念珠を取り扱っています。 本日の担当は、中村でした。 |
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