
仏師のワザ
2013/2/7
こんにちは。工房の渡邊です。 もう今年に入って1カ月が過ぎました。光陰矢のごとし、ですね。 皆様は木彫りの仏像には2種類あるのをご存知でしょうか?一つは「寄せ木造り」。もう一つは「一木造り」です。 寄せ木とは、読んで字のごとし一体の仏像を製作するのに、頭・体・腕・手などのいくつかのパーツに分け、それぞれを組み合わせる作り方です。 これだと大きい木材が必要なく、加工もしやすいので細工の細かい彫りが出来、安定して同じ様な仏像が出来ます。 そして一木造り。こちらは一本の丸太を削り、そのまま仏像の形にしていく作り方です。 木にクセがあり、細かい彫りも出来ませんが、一体の仏像を1人の彫り師が仕上げる為。それぞれの個性が出ます。 仏像の世界も奥が深いですね。 皆様も是非お寺様へ見に行って下さい。 |
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