
金箔の不思議
2012/7/5
こんにちは。工房渡邊です。 みなさんは、金がどうやって金箔になるかをご存知ですか?今回はその過程をご紹介いたします。 金1kgからできる金箔はなんと、サッカーコート一面分だそうです。一枚の薄さは一万分の一ミリで、とてもやぶれやすく、デリケートです。 まず金を溶かし、熱いうちにローラーで伸ばしていきます。20回ほど伸ばすと紙くらいの厚さになりますが、ここから何と重ねた金箔を、機械のハンマーで何度も打き、さらに薄くしていくのです。 手に当たるか当たらないかの距離で何度も打き、やっと一万分の一ミリの薄さにしても、まだ終わりません。 最後に、その薄く仕上がった金箔を正方形に切りそろえる職人がいます。その作業は一見の価値があります。一枚一枚、極限に薄い金箔を切っていきます。 そうやって、出来上がった金箔が我々の元に届き、みなさまの御仏壇や御仏像などを直す為に使わせてもらっています。 ぜひ興味のある方は当店にお問い合わせ下さい。 |
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